岡村 正淳(22期)

1970年4月に大分で弁護士を開業してから、早いもので50年近くが経過しました。

弁護士生活の前半は、風成漁業権裁判、8号地訴訟、土呂久鉱毒訴訟などの公害訴訟や多くの労働事件に関わり、貴重な経験を積んできました(このうち風成漁業権裁判と土呂久鉱毒訴訟は、「環境法判例百選(初版)」に11事件と75事件として収載されています)。そのためもあって、今でも原発差止め訴訟や安保法制違憲訴訟の弁護団代表を仰せつかっていますが、そのために依頼者から寄せられる身近な法律問題を迅速的確に処理するという弁護士の本分をおろそかにすることがないよう肝に銘じながら、残された弁護士生活を全うしたいと考えています。

弁護士活動の傍ら、合唱組曲「悪魔の飽食」全国縦断コンサートにもたびたび参加しています。パートはテノールで3年前から南蛮コールという男声合唱団にも所属しています。
私は1945年満州国新京特別市で生まれ、46年10月に両親の郷里沖縄に引き揚げ、沖縄で育った沖縄県人です。縁あって大分で弁護士生活を始め、大分に骨を埋めることになりそうですが、満州と沖縄という加害と被害の二つの歴史に関わっている者として、二度と加害者にも被害者にもならないために憲法を守り、平和と民主主義を守る活動に微力を尽くしていきたいと考えています。

古田 邦夫(32期)

昭和55年4月から当事務所に入所し、弁護士経験は30年を超えます。

この間、スモン訴訟やじん肺をめぐる行政処分取り消し訴訟、トンネルじん肺訴訟、福岡高等裁判所で無期懲役刑から逆転無罪判決を得たみどり荘事件をはじめ、多くの交通事故、労災事件などを担当してきました。

交通事故では、自賠責の手続きをしたり、離婚については、人生相談なども含めて親身に接しているつもりです。

誠実に、そして何よりも、依頼者に喜ばれる仕事をしたいと思っています。

根岸 秀世(60期)

埼玉県生まれ。大学は慶應義塾大学の文学部史学科を卒業しました。

その後、労働問題に関心が移り、法政大学大学院、法政大学大原社会問題研究所兼任研究員などを経て、平成17年11月に司法試験(旧試験)に合格しました。

平成18年4月から司法修習生(旧60期,大分修習)になり、そのまま大分で弁護士をする巡り合わせになりました。

弁護士になってからは、労働事件(労災事件・労働組合に対する不当労働行為事件・残業代請求)や建築事件(設計報酬請求など)、交通事故事件、相続事件、離婚や養子との離縁請求などの家事事件、民事再生事件などに取り組んできました。

労災保険請求では、潜水士死亡事故事件、過労死事件、パワハラによるうつ病発症事件などを手がけました。

建築訴訟は、国際的に活躍するある建築家の設計報酬請求事件を手がけて和解に持ち込んで3600万円を勝ち取りましたが、この額は設計報酬のみを請求する事件としては最高額ではないかと思っています。

倒産事件では、大分ではめったにない会社の民事再生事件を2つ手掛けることができ貴重な体験をしました。

玉木 正明(60期)

●経歴

平成8年3月大阪大学法学部卒業
      その後は、民間企業で勤務
平成17年11月 司法試験第二次試験最終合格
平成18年 4月 司法研修所入所(第60期,奈良修習)
平成19年 9月 弁護士登録(大分県弁護士会)

 

●得意分野

労働法,情報公開法,個人情報保護法

 

●趣味

ボウリング、ダーツ、ビリヤード